【閲覧注意】なぜ30年勤めた国家公務員を辞めたのか?僕が逃げ出したかった「善意の足かせ」の正体

かぶおのおもい

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「世の中のルールの多くは、あなたの挑戦を邪魔するためにある」

もし、あなたが今の仕事や生き方に少しでも息苦しさを感じているなら、この言葉に少しだけ耳を貸してください。

これは、三十数年間、国家公務員として「安定」と「ルール」の中で生きてきた僕が、人生の後半戦にすべてを捨てて飛び出した末にたどり着いた、骨の髄からの結論です。

はじめまして。元国家公務員、現ギグワーカーのかぶおです。

この記事は、単なる組織への不満ではありません。 なぜ僕が「安定」という名の船から降り、フードデリバリーという嵐の海に漕ぎ出したのか。その理由を、僕自身の経験を通して正直にお話しします。

安定を求める方には、不快な内容かもしれません。 しかし、心のどこかで「このままでいいのか?」と燻る何かを抱えているあなたにとっては、人生を変えるための着火剤になるはずです。

あの日、僕の「改善意欲」が木っ端微塵に砕かれた記憶

今でも忘れられない、公務員時代の光景があります。

当時、私はある定型的な事務作業を担当していました。誰がやっても同じ結果になる、いわば「思考停止した作業」。私はその無駄な時間がどうしても許せず、業務時間外に勉強して、その作業を数分で終わらせる簡単なマクロ(自動化プログラム)を組んだのです。

「これで皆の作業時間が大幅に短縮できる!」

意気揚々と上司に報告した私に返ってきたのは、感謝の言葉ではありませんでした。

「〇〇君、これは正式な手順ではない。もし君が作ったものでミスが起きたら、誰が責任を取るんだ?前例もないし、万が一のことがあったら…。悪いけど、元のやり方に戻してくれ」

善意からの改善提案が、「リスク」と「前例の欠如」を理由に、いとも簡単に握り潰された瞬間でした。効率化によって生まれたはずの時間は、また無意味な作業に溶けていく。僕の中で何かがプツリと音を立てて切れました。

なぜ「完璧なルール」は、人の可能性を殺すのか

この経験を通して、私は組織を支配するルールの正体に気づきました。

それは「減点主義」という名の呪いです。 100点の成果を出すことよりも、マイナス1点のミスをしないことが何よりも評価される世界。そこでは、新しい挑戦は「リスク」でしかなく、思考は「前例」に縛られます。

ルールは、思考停止を正当化するための言い訳になります。「規則ですから」「決まりなので」と言えば、誰もが思考を止め、責任から逃れることができる。

その結果生まれるのは、挑戦する人間を冷笑し、現状維持に安住する空気です。プラスを生み出そうとする力が、マイナスを恐れる力によって無力化されていく。これこそが、僕が逃げ出したかった「善意の足かせ」の正体です。

全てが自己責任、だからこそ全てが自分の成果になる世界

一方、公務員を辞めて飛び込んだフードデリバリーの世界は、180度違いました。

ピックを間違えれば、それは100%自分の責任。お客様からクレームが来れば、それも自分の責任です。隠れるためのルールも、誰かのせいにする余地もありません。

しかし、その裏返しとして、全ての成功、全ての感謝、全ての収入が、100%自分の工夫と努力の結果なのです。

「どうすれば効率的に回れるか?」「どの時間帯が稼げるか?」「どんな装備なら快適か?」

公務員時代に握り潰された「改善意欲」は、ここでは最高の武器になります。自分の頭で考え、行動し、その結果がダイレクトに収入に反映される。このスリリングな感覚は、安定した組織の中では決して味わえませんでした。

「足かせ」を外し、自分の足で歩き出すための具体的な方法

「あなたの気持ちは分かる。でも、いきなり会社を辞めるなんて無理だ」

そう思いますよね。その通りです。無計画に飛び出すのは無謀です。 重要なのは、組織に属しながら、「自分の足で歩くための準備」を始めることです。組織のルールがあなたを守ってくれない時代に、あなた自身を守るための「武器」を、今から用意するのです。

STEP1:思考を変える「読書」という名の筋トレ

まずは、凝り固まった「安定が一番」という思考を、本を読んで解きほぐしましょう。僕が公務員時代に読み漁り、価値観を根底から変えられた本たちです。

  • 父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。」:経済や資本主義の「ルール」そのものを理解できます。なぜ組織がそう動くのか、その外に出ると何が起きるのかが見えてきます。
  • LIFE SHIFT(ライフ・シフト) 」:「人生100年時代」という言葉を世に広めた名著。一つの会社で勤め上げる人生が、もはや過去のものであることを痛感させられます。
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STEP2:会社に依存しない「個人のスキル」を身につける

思考が変わったら、次に行動です。会社の名刺がなくても稼げる「ポータブルスキル」を身につけましょう。幸い、今は家にいながら最高の教育が受けられる時代です。

  • Udemy:Webデザイン、プログラミング、動画編集、マーケティングなど、ありとあらゆる専門スキルが数千円から学べるオンラインプラットフォーム。週末の時間を使って、新しい武器を手に入れましょう。
  • [このブログの投資記事(内部リンク)] そして、僕が実践している「投資」も、資本主義社会を生き抜くための必須スキルです。まずは少額からでも、お金に働いてもらう感覚を掴むことが重要です。

STEP3:「逃げ道」ではなく「攻めの一手」としての証券口座

最終的に、経済的な自由がなければ、精神的な自由も手に入りません。 「いつでも辞められる」という選択肢を持つために、給料以外の収入源を作る準備を始めましょう。その第一歩が、証券口座の開設です。これは「逃げ道」ではなく、未来を切り開くための「攻めの一手」です。

まとめ:他人が描いた地図を捨て、自分のコンパスで歩き出そう

組織のルールは、他人が描いた安全な地図です。その通りに進めば、道に迷うことはないかもしれません。しかし、その目的地は、あなたが本当に望んだ場所でしょうか?

これからの時代を生き抜くために必要なのは、地図を正確に読む能力ではありません。 地図がない荒野でも、太陽と星の位置から方角を知り、自分の足で道なき道を進んでいく「コンパスを持つ力」です。

そのコンパスとは、「自分の頭で考える力」に他なりません。

この記事が、あなたの手の中にある「地図」を疑い、自分自身の「コンパス」を磨き始めるきっかけになることを、心から願っています。

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